新昭和切手(しんしょうわきって)の買取なら写真無料査定ができる<SATEeee切手買取>へ

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1.お手持ちの新昭和切手を売りたい方へ

新昭和切手は戦後の混乱期に、昭和切手の後継として発行された切手です。以前の切手に見られた軍国主義的な図柄とはうってかわって、平和的なモチーフが使用されるようになりました。その種類は第一次~第三次まで3種に分けられ、図柄や額面、仕様のバリエーションは多岐に渡ります。また、エラー切手が頻出したことでも知られており、プレミア価格で取引されているものも存在します。

このページの目次

2.新昭和切手の概要を詳しく解説

新昭和切手は、戦後である1946年から1948年にかけて発行されていた普通切手です。戦時中に発行されていた昭和切手は戦争を彷彿とさせる図柄が多かったのですが、新昭和切手ではうってかわって、動物や風景などの平和的な図柄が用いられるようになりました。また、「日本郵便」の文字が刻まれるようになったのもこの切手が最初です。
当時は戦後の混乱期であったため、初期の新昭和切手には裏糊や目打ちの有無にムラがあり、それぞれで価値も変わってきます。また、「横透かし」や「狭透かし」など、透かしにもバリエーションが認められています。
新昭和切手は、民間会社に製造を委託していたこともあり、刷色や裁断のミス、定常変種などのエラー切手が多いことでも知られ、愛好家にも注目されています。

3.新昭和切手の種類を知ろう

新昭和切手は、発行された時期によって「第一次新昭和切手」「第二次新昭和切手」「第三次新昭和切手」と、大きく3種に分けられます。それぞれ同じ図柄が用いられているものもあれば、新しい図柄で発行されたものもあり、額面の種類も多岐に渡ります。また、第三次新昭和切手については、戦後インフラの影響を受けており、郵便料金値上げに対応する額面で発行されています。 第一次から第三次まで全て、発行期間が1、2年と短いのも特徴です。

  • 第一次新昭和切手

    1946年~1947年に発行されていた普通切手です。10種の額面で発行されるも、戦後の混乱期につき仕様は簡素なものでした。

  • 第二次新昭和切手

    1946年~1948年に発行された普通切手です。11種の額面で発行され、左書きの「日本郵便」の文字が特徴です。

  • 第三次新昭和切手

    1948年に発行された普通切手です。郵便料金改定に対応した4種の額面で発行されました。この切手から菊の紋章が姿を消します。

4.新昭和切手が発行された経緯や歴史的背景

新昭和切手は昭和切手に次ぐ普通切手として、第一次新昭和切手の発行が1946年から始められました。それまでの軍国主義的な図柄は消滅し、動物や風景、文化財など平和的な図柄が使われるようになった点に、時代背景が読み取れます。しかし、当時は未だ戦後の混乱期にあり、エラー切手は頻出、目打ちや裏糊がないなど仕様は簡素なものとなりました。
その後、早くも同年から第二次新昭和切手の発行が開始されます。これは1947年の郵便料金値上げを受けたものです。また、1948年にも郵便料金が値上がりし、これにより第三次新昭和切手が発行されました。
多種の図柄と額面で発行された新昭和切手ですが、その発行期間は短く、わずか3年足らずで姿を消すこととなりました。

5.新昭和切手の希少価値や評価など

新昭和切手は、10円程度のものから1,000円を超えるものまで、価値に大きな幅があるのが特徴です。また、裏糊や目打ちの有無、透かしの種類によってもその価値は変わります。
特に希少価値が高いとされているのが、第一次新昭和切手・第二次新昭和切手ともに能面が描かれた50円切手、梅花模様の100円切手、第三次新昭和切手の螺鈿模様が描かれた10円切手で、これらには数千円の値が付くこともあります。

6.新昭和切手の買取査定時に把握しておきたいポイント

新昭和切手の買取査定ポイントとしては、第一次・第二次・第三次のどの新昭和切手かという点が挙げられます。また、額面や裏糊・目打ちの有無、透かしの種類も注目されるポイントです。さらに、保存状態が良く未使用のものや銘版付きのものになると、より高い評価を受けられる傾向にあります。
新昭和切手はエラー切手が頻出したことでもしられており、エラーが見られるものはさらに高額での査定を期待できます。

査定時に把握しておりきたい代表的なポイント
  • 第一次、第二次、第三次、どの新昭和切手か
  • 額面
  • 裏糊や目打ちの有無
  • 透かしの種類
  • 保存状態の良さ
  • 未使用品かどうか

7.新昭和切手の取引相場価格や取引参考価格帯のご紹介

新昭和切手の取引価格には幅がありますが、種類によっては高額で取引されているものも存在します。例えば、能面が描かれた第二次新昭和切手50円の12枚セットは、33,000円で取引されました。こちらはシート状になっており、ややシミは見られるものの全体的に美品、さらに余白に銘版が見られるお品でした。
また、五重塔が描かれた第一次新昭和切手の30銭切手100枚シートには、9,600円の値がつきました。こちらは裏糊付きで、裏面に変色があるお品でした。
さらに、梅花模様の第二次新昭和切手100円1枚が、5,300円で取引されたこともあります。こちらは裏糊付き、未使用の美品でした。

8.新昭和切手を売りたい方へのまとめ

新昭和切手は1946年からの数年間販売されていた普通切手です。当時は戦後混乱期にあったため、裏糊や目打ちの有無にムラがあり、エラーも多く見られる切手として知られています。
新昭和切手は短期間の間に第一次~第三次までが発行され、新昭和切手自体も2年ほどで姿を消しました。種類やエラーによってはかなりの高額で取引されているものも多く、買取においては高額査定も期待できます。

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