小判切手(こばんきって)の買取なら写真無料査定ができる<SATEeee切手買取>へ

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1.お手持ちの小判切手を売りたい方へ

小判切手は、1876年に発行開始された普通切手です。日本初の機械式印刷による切手であり、小判型の枠や国名が描かれているのが特徴です。
小判切手は発行時期により大きく種類が分かれ、さらに額面や刷色のバリエーションも多く存在します。それぞれの種類で価値は異なりますが、小判切手自体の歴史的価値が高いため、プレミア切手として取り扱われることが多い切手です。

このページの目次

2.小判切手の概要を詳しく解説

小判切手とは、1876年から16年に渡り発行されていた切手のことです。切手の中央に小判型の枠が描かれているため、このように呼ばれるようになりました。小判切手には、それまでになかった「第日本帝国郵便」「IMPERIAL JAPANESE POST」と国名の表記がなされ、四隅には気球や車輪、スクリューが描かれるなど、外国の影響を受けた文明開化や殖産興業化という時代の流れが感じられます。
また、小判切手は日本で初めて電胎法凸版による機械式印刷で製作された切手です。電胎法凸版印刷は、明治時代に来日したイタリア人エドアルド・キヨッソーネにより伝来されました。これによりそれまでの手作業による切手製造と比べ生産効率は格段に上がり、日本でも切手の大量印刷が可能となったのです。
小判切手は発行された額面が多く、途中で刷色の変更も行われたため、全て合わせると30ほどの種類があると言われています。

3.小判切手の種類を知ろう

小判切手は、発行期間中に刷色が変更、額面の追加・削除が行われました。一般的にはこの違いにより「旧小判切手」「新小判切手」と呼ばれ、区別されています。また、1883年に発行された国際郵便用小判切手に関しては、「U小判切手」と呼ばれています。

  • 旧小判切手

    1876~1883年に発行された小判切手です。15種の額面で発行され同じ額面でも違う刷色があるなど、多くの種類が存在します。

  • 新小判切手

    1888~1892年に発行された小判切手です。新しく25銭・1円を追加し、一部の額面を削除した10種の額面で発行されました。

4.小判切手が発行された経緯や歴史的背景

小判切手の発行は、1876年に開始されました。それまでに発行されていた桜切手や鳥切手は手作業により製造されていましたが、1875年にイタリア人彫刻技師であるエドアルド・キヨッソーネを日本に招き、海外の印刷技術の指導を受けたことで、日本初の機械式印刷による切手が誕生したのです。
小判切手は多種の額面で発行され、1883年にはU小判切手の発行が開始、そして1888年には、当初の小判切手から刷色や額面を変更した新小判切手が発行され始めました。 16年の長きにわたって発行された小判切手ですが、1892年に廃止され姿を消し、現在ではコレクター人気の高い切手となっています。

5.小判切手の希少価値や評価など

小判切手は大量生産されていた切手ですが、歴史的に貴重であり、希少価値は高いと言えます。中でも、45銭や50銭、1円などの高額切手は一般的に使用される機会が少なく数も多くないため、より希少性が高いものとして高額で取引されています。

6.小判切手の買取査定時に把握しておきたいポイント

小判切手の買取査定では、まず旧小判切手か新小判切手かという点が重視されます。また、額面や刷色もポイントとなります。 さらに、切手の保存状態や未使用かどうか、エラーは見られるかどうかなども査定を左右します。

査定時に把握しておりきたい代表的なポイント
  • 旧小判切手か新小判切手か
  • どの額面か
  • 刷色
  • 保存状態はどうか
  • 未使用かどうか
  • エラーがあるかどうか

7.小判切手の取引相場価格や取引参考価格帯のご紹介

小判切手は種類が多く、額面や状態によっても大きく取引価格は異なりますが、プレミア価格となっているものも少なくはありません。例えば、15銭の新小判切手1枚に36,150円の値が付いた例があります。こちらは使用済みで、SANNOMIYAの消印が見られるお品でした。
また、50銭の旧小判切手が20,500円で取引されたこともあります。こちらは未使用で、裏面にやや黄ばみや汚れが見られるお品でした。 小額のものでは、5銭の新小判切手2枚が7,000円で取引されたこともあり、小判切手は小額であっても比較的高値で取引されていることがわかります。こちらは経験による劣化はあるものの全体的に美品の未使用品でした。

8.小判切手を売りたい方へのまとめ

小判切手は、日本初の機械式印刷により製造された切手です。小判型の枠が特徴的な小判切手は発行時期によって旧小判切手と新小判切手に分けられ、それぞれさまざまな額面や刷色で発行されました。
小判切手は全体的に取引価格が高く、使用済みのものであっても高評価となる場合があります。買取にあたっても、高額査定となる可能性が高い貴重な切手です。

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