動植物国宝図案切手(どうしょくぶつこくほうずあんきって)の買取なら写真無料査定ができる<SATEeee切手買取>へ

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1.お手持ちの動植物国宝図案切手を売りたい方へ

動植物国宝図案切手は、1950年から発行が始まった普通切手です。動物や植物、建築物・仏像などの国宝が図案に用いられているため、このように呼ばれるようになりました。
動植物国宝図案切手は、発行中に初のグラビア印刷導入や額面の銭単位廃止、銘版の変更などが行われたことでも知られます。種類によっては発行期間が非常に短いものもあり、プレミアが付くことも珍しくはないシリーズです。

このページの目次

2.動植物国宝図案切手の概要を詳しく解説

動植物国宝図案切手は、1950~1965年の間に発行されていた普通切手です。名前からもわかるように、動物と植物、そして国宝から図案が構成されているのが特徴で、平等院や金魚、ソメイヨシノなどのモチーフが鮮やかに描かれています。
当時は印刷技術が大きく進んだ時期であるため、動植物国宝図案切手の印刷の質は、以前よりも格段に向上しました。グラビア印刷による多彩な表現が見られ、印刷で高度技術が可能になったことからすかしもなくなっています。特に第三次動植物国宝図案切手では、現代のものと遜色ないほどの印刷表現が見られます。
また動植物国宝図案切手には、小型シートや切手帳ペーン、コイル切手など、切手の発行にもさまざまな種類が見られます。

3.動植物国宝図案切手の種類を知ろう

動植物国宝図案切手は、第一次~第三次まで大きく3つに分けられます。1950年に第一次の発行が始まり、その後2度に渡り郵便料金の改定が行われたことから、第二次、第三次と額面を変えて発行されました。特に、第二次発行のきっかけとなった1953年の料金改定からは、銭単位表記が不要となり、最小価格も1円となっています。
時代が進むごとに、印刷技術の進化を感じられるのも特徴で、鮮やかな動物や建造物が目に楽しい切手となっています。

4.動植物国宝図案切手が発行された経緯や歴史的背景

動植物国宝図案切手は、1950年に産業図案切手の後継として発行が始められました。当時、日本の印刷技術は飛躍的に発展しており、この切手からグラビア印刷が導入されるようになりました。
その後、1953年に郵便料金の改定が行われ、同時に銭表記が廃止されることとなったため、それに対応するものとして第二次動植物国宝図案切手の発行が開始されます。この切手は前期と後期によって裏糊や銘版の種類に変化が見られます。
そして、1961年には再度郵便料金の改定が行われ、それに伴い第三次動植物国宝図案切手が登場し、この切手は約4年間発行が続けられました。

5.動植物国宝図案切手の希少価値や評価など

動植物国宝図案切手の希少性には種類によって幅がありますが、通常の切手と比べるとやや高いとされています。これは、発行時の切手ブームでは記念切手に注目が集まり、普通切手のコレクション数が少ないためです。
中でも希少価値が高いとされているのが、第一次の姫路城が描かれた14円切手、第二次の八つ橋蒔絵が描かれた500円切手、第三次の風神が描かれた90円切手です。これらの切手になると、1枚数千円での査定も期待できます。

6.動植物国宝図案切手の買取査定時に把握しておきたいポイント

動植物国宝図案切手の買取では、第一次~第三次までどの種類切手かということがポイントです。また、額面の種類や銘版・カラーマークの有無も査定に関わります。さらに、切手の保存状態や未使用か使用済みかという点も重要です。
動植物国宝図案切手にはペーン切手やコイル切手、小型シートも存在しているので、それらの切手であればプラスの評価となる可能性もあります。

査定時に把握しておりきたい代表的なポイント
  • 第一次~第三次のどの切手か
  • 額面の種類
  • 保存状態
  • 未使用か使用済みか

7.動植物国宝図案切手の取引相場価格や取引参考価格帯のご紹介

動植物国宝図案切手の取引価格は種類や状態によりさまざまですが、中にはかなりの高額で取引されているものも存在します。例えば、第一次動植物国宝図案切手の中尊寺菩薩が描かれた50円切手10枚シートは、67,000円で取引されました。こちらは裏面に変色や破れがあるものの、耳に「印刷庁製造」の銘版が入ったお品でした。
また、第二次の八つ橋蒔絵が描かれた500円切手1枚に2,850円の値が付いたこともあります。こちらは非常に美品の未使用品でした。
さらに、第三次の風神が描かれた90円切手1枚が2,820円で取引されたこともあります。こちらはややヨレがあるものの未使用美品で、耳部分に「大蔵省印刷局」の銘版が見られるお品でした。

8.動植物国宝図案切手を売りたい方へのまとめ

動植物国宝図案切手は動物や植物、国宝を図案のモチーフにした切手です。第一次から第三次まで3つのパターンで発行されました。鮮やかな色と濃淡で表現されたこれらの切手は非常に表情豊かであり、印刷技術の進歩を思わせるものとなっています。
発行期間が短いシリーズもある動植物国宝図案切手は、種類や状態によって高値で取引されているものも多く、買取においては高額査定となる可能性もあります。

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