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1.お手持ちの普通切手を売りたい方へ

普通切手は、郵便料金を収める手段として郵便制度が生まれた1871年に発行されました。竜切手や桜切手など、現在までにさまざまな種類で発行・廃止されてきており、図柄や仕様、額面、発行期間などはそれぞれの種類で違っています。また、普通切手は発行時の時代背景を色濃く反映しており、日本の歴史を感じられるものでもあります。豊富な図柄のバリエーションの他、印刷技術に変化が見られるのも特徴です。普通切手自体は数多く発行されてきていますが、古いものを中心に希少性の高いものも存在し、プレミア切手としてコレクターに注目されていたり1枚何十万円もの値で取引されたりする例も珍しくはありません。

このページの目次

2.普通切手の概要を詳しく解説

切手は、明治時代の郵便制度導入に伴い、普通郵便料金納付の役割を果たすものとして発行されはじめました。通貨単位の変化や、郵便料金の改定などに対応し、現在までに多くの種類の普通切手が発行・廃止されてきました。また、普通切手は文明の発展や戦争など、時代背景を色濃く映しているのも特徴で、特に第二次世界大戦中に発行されていた「第二次昭和切手」は、当時の状況がありありと想像できるような図柄・仕様となっています。さらに、普通切手には裏糊や目打ちの有無、用紙の種類などにも変化が見られ、コイル切手やペーン切手、小型シートなどが販売された種類も存在します。日本の普通切手は、導入後5年間、つまり「竜切手」から「鳥切手」までは、手彫り印刷により製造されていました。そのため、この期間の切手は数が少なく品質にもムラがあります。その後は文明開化により、機械式が導入され、大量生産が可能になりました。多色刷りやグラビア印刷を導入するなど、印刷技術の発展も普通切手の見どころです。

3.普通切手の種類を知ろう

  • 竜切手

    竜切手

    1871年~1872年に発行された日本初の普通切手です。中央に印刷された額面の単位によって、竜文切手と竜銭切手に分けられます。

  • 桜切手

    桜切手

    1872年~1876年に発行された普通切手です。四隅の桜模様が特徴です。カナや用紙の素材により40以上の種類に分けられます。

  • 鳥切手

    鳥切手

    1875年に国際郵便開始を受けて発行された普通切手です。鷹・セキレイ・雁と、鳥の図案が用いられています。日本最後の手彫切手です。

  • 小判切手

    小判切手

    1876年~1892年に発行された普通切手です。旧小判切手と新小判切手に分けられ、日本で初めて電胎法凸版印刷が用いられました。

  • 菊切手

    菊切手

    1899年~1908年に発行された普通切手です。天皇の紋章である菊が中央に描かれています。寄贈切手が出回ったことでも知られます。

  • 旧高額切手

    旧高額切手

    1908年~1914年に発行された普通切手です。5円・10円とかなりの高額額面であったため、郵便ではなく電話料金納付などに使用されました。

  • 田沢切手

    田沢切手

    1913年に発行された普通切手です。図案を公募により選出し、田沢昌言氏の図案が用いられたため、このように呼ばれています。

  • 富士鹿切手

    富士鹿切手

    1922年~1937年に発行された普通切手です。外国を意識して、日本的な富士山と鹿の図案が用いられました。色や用紙により細分化されます。

  • 震災切手

    震災切手

    1923年の関東大震災による切手工場被災を受けて臨時的に発行された普通切手です。簡易的なつくりですが、「震災透かし」が入れられています。

  • 新高額切手

    新高額切手

    1924年~1937年に発行された普通切手で、5円と10円の2種があります。主に、電話料金の支払いや加入登記に用いられました。

  • 風景切手

    風景切手

    1926年~1937年に発行された普通切手です。2銭・6銭・10銭の3種の額面があり、富士山や名古屋城、日光東照宮が描かれました。

  • 昭和切手

    昭和切手

    1937年~1946年まで発行された普通切手です。第一次~第三次と細分化され、特に戦争の影響を色濃く受けました。

  • 新昭和切手

    新昭和切手

    1946年~1948年に発行された普通切手です。第一次~第三次と細分化され、戦後の影響により低品質ですが、平和的図案が用いられています。

  • 産業図案切手

    産業図案切手

    1948年~1949年という戦後復興期に発行された切手です。日本の経済を支えることとなった労働者たちを、12種の図案で描きました。

  • 昭和すかしなし切手

    昭和すかしなし切手

    1951年~1952年に発行された普通切手です。印刷記述の向上により、透かしありとなしが混在し、それぞれ評価価値も違っています。

  • 動植物国宝図案切手

    動植物国宝図案切手

    1950年~1965年に3シリーズで発行された普通切手です。動植物と国宝が図案に用いられ、グラビア印刷など高い印刷技術が見られます。

4.普通切手が発行された経緯や歴史的背景

普通切手の歴史は、1871年から始まります。前島密により郵便制度が導入され、1871年3月1日に、日本初の普通切手である「竜文切手」が発行されました。竜文切手は手作業により製造されたため印刷のムラが多く、仕様は裏糊も目打ちもない簡素なものでした。ただし、同年に新貨条例が出され、これにより貨幣の文という単位が廃止、円・銭が用いられるようになりました。それを受けて竜文切手は廃止となり、翌年1872年に「竜銭切手」という普通切手の発行が始まります。当時、発行日までに版の用意が間に合わなかったため、竜銭切手には竜文切手と同じデザインが用いられました。2種の違いは額面とその単位のみに見られます。そして、これらはまとめて竜切手と呼ばれるようになりました。しかし、同年に「桜切手」の発行が始まり、竜切手は姿を消します。桜切手は桜の絵柄やカナが描かれた切手で、1876年まで4年間発行されました。そして、次に発行が始まったのが1875年元日発の「鳥切手」です。鳥切手は国際郵便開始に対応するべく3種の額面で発行されましたが、発行期間は1年足らずで、翌年には日本初の機械式印刷による普通切手が登場することとなりました。それが、「小判切手」です。小判切手は電胎法凸版印刷で製造され、仕様を変えながら1876年~1892年までの長きにわたり発行されました。これらは前期後期によって「旧小判切手」と「新小判切手」に分類されています。その後も「菊切手」や「田沢切手」、「昭和切手」など、多くの普通切手が発行・廃止され、現代に至ります。1923年の関東大震災後には、臨時の「震災切手」が発行されたこともあります。このように、普通切手は社会のさまざまな影響を受けながら、図案や仕様、手法を変えて発行され続けてきました。

5.普通切手の希少価値や評価など

普通切手の希少価値は、その種類によって価値に大きな幅があります。額面通りのものもあれば、何十万円もの高額で取引されているものも存在します。一般的には、古い時代の切手ほど希少価値が高い傾向にあり、「竜切手」や「桜切手」などは高く評価されてきました。また、比較的近代に発行されたものであっても、発行数や現存数が少ないものに関しては、その希少価値は高いと言えます。さらに、エラー切手や銘版・カラーマーク付きになると、一般的な普通切手と比べ数が少ないため、通常よりも高評価となることが多いです。コイル切手やペーン切手、小型シートなども同様です。

6.普通切手の買取査定時に把握しておきたいポイント

普通切手の買取査定ポイントとしては、「竜切手」や「桜切手」など、どの種類の普通切手かという点がまず注目されます。また、保存状態の良し悪しや未使用かどうかなども重要です。さらに、エラー切手や銘版・カラーマーク付き、コイル切手、ペーン切手、小型シートなどであれば、通常よりも査定に有利になる可能性が高いです。コイル切手の場合は、何枚繋がっているかもポイントです。

査定時に把握しておきたい代表的なポイント
  • どの種類の普通切手か
  • 保存状態の良し悪し
  • 未使用かどうか
  • エラー切手かどうか
  • 銘版、カラーマーク付きかどうか

7.昭和30年以降の普通切手を売る際に注意したいこと

昭和30年代、日本国内では切手ブームが起こり、多くの切手がシート状で市場に出回りました。ブームが終わるともに切手の価値は落ち、現在は額面以上の価格での買取が望めないものもあります。そのため、昭和30年代以降の普通切手を買取に出す際には、保存状態に注意することが必要です。裏側の糊が落ちておらず、シミや汚れのない切手であるほど、高値での取引を期待することができるでしょう。また、確かな知識を持つ専門業者に依頼することも大切なポイントとなります。

8.普通切手の査定依頼をしたお客様の声

福岡県にお住まいのA.T様

  • 問い合わせ方法:電話
  • お問い合せ地域:福岡県
  • お品物の種類:桜切手

A.T様が査定をした理由

亡くなった父の遺品の中から、古い切手がたくさん出てきました。家族の誰も切手に関する知識はなく、処分するにもどうしたものか迷っていたところ、息子から買取業者の利用を勧められました。手続きが面倒なのではと二の足を踏んでいたのですが、試しに電話で相談したところ、とても丁寧に対応して頂けました。

A.T様がSATEeeeを利用した感想

買取査定というと骨董品を扱うイメージだったので、切手に関する色々な知識を持っておられるのに驚きました。父の切手も珍しいものだったらしく、想像より高い額で買い取ってもらい満足しています。こちらの業者は色々なジャンルを取り扱っておられるので、確かに遺品整理をお願いするには最適ですね。また珍しいものがあればぜひお願いしたいと思います。

香川県にお住まいのK.N様

  • 問い合わせ方法:メール
  • お問い合せ地域:香川県
  • お品物の種類:第一次昭和切手

K.N様が査定をした理由

先日、友だちから買取業者を利用して副収入を得たという話を聞きました。買取業者というと敷居が高いイメージだったのですが、今はメールやLINEで手軽に利用できるようです。実家を片付けてみたところ、父が収集していた古い切手が出てきました。価格によっては売っても良いと父も言うので、早速査定をお願いすることにしました。

K.N様がSATEeeeを利用した感想

切手についての知識は全くなかったのですが、種類や買取相場価格について丁寧に説明してもらえたので、安心してお任せすることができました。今はない額面の切手だったのでどの程度の価値があるか心配だったのですが、大切に保管していたからか、まとまった額になり父も喜んでいます。買取を決めるのは、査定金額に納得してからというのも良いですよね。

大阪府にお住まいのY.I様

  • 問い合わせ方法:LINE
  • お問い合せ地域:大阪府
  • お品物の種類:震災切手

Y.I様が査定をした理由

実家の片づけをしていたところ、古い切手がたくさんでてきました。亡くなった祖父が収集していたものだと思うのですが、見たことのないような絵柄の切手ばかりです。ネットで調べたところ、古い切手の中には価値のあるものもあるとのこと。こちらはLINEが利用できるということなので、空いた時間にまずはメッセージで相談させてもらいました。

Y.I様がSATEeeeを利用した感想

仕事が不規則でなかなかまとまった時間が取れないので、LINEで連絡できるのはとても助かりました。今回のように価値が分からないようなものでも、気軽に査定を相談できるのが良いですね。同じ切手でも、額面によって価値が異なるそうですが、祖父が集めていたのはたまたま価値の高い切手だったようです。意外にもある程度の額になり喜んでいます。

新潟県にお住まいのM.E様

  • 問い合わせ方法:LINE
  • お問い合せ地域:新潟県
  • お品物の種類:産業図案切手

M.E様が査定をした理由

フリマアプリをよく利用するのですが、その中で切手シートが出品されているのを目にしました。そういえば父が切手収集していたなぁと何気なく聞いてみたところ、見たことがないような古い切手が出てきました。亡くなった祖父からもらった切手のようで、父も今の価値はよく分からないようです。これは専門業者にお願いした方が良いという話になり、今回こちらに査定を依頼しました。

M.E様がSATEeeeを利用した感想

査定をしてもらったところ、父が持っていた切手は未使用品と言われる状態の良いものだったようです。絵柄も珍しかったらしく、切手にそんなに?と思うような価格がついてびっくりしました。査定をしてもらったらそのまま買い取ってもらわないといけないのでは?と初めは不安だったのですが、今回は査定だけでも良いということで安心しました。買取をお願いすることになったら、またぜひお願いします。

北海道にお住まいのO.Y様

  • 問い合わせ方法:メール
  • お問い合せ地域:北海道
  • お品物の種類:鳥切手

O.Y様が査定をした理由

今回査定をお願いしたのは、子どもの頃に集めていた切手の一部です。当時、祖父から譲り受けた切手もあるので、かなり古いものだと思われます。インターネットで検索してみたのですがどの程度の価格になるのかはっきりとは分かりませんでした。高値であれば買取も選択肢にあったので、今回こちらの業者に査定を依頼しました。

O.Y様がSATEeeeを利用した感想

自宅の近くに専門の買取業者がないので、メールでやりとりできるようなこちらの業者はとても助かりますね。切手以外にも色々なジャンルを取り扱っているし、取引実績も多いとのことで、安心してお任せすることができました。今回査定を依頼した切手は珍しく、価値の高いものだったようです。査定額にも納得したので、そのまま買取をお願いしました。ありがとうございました。

9.普通切手の取引相場価格や取引参考価格帯のご紹介

ご紹介してきたように、普通切手の取引価格は種類や状態によってさまざまです。高額取引となったもので言えば、1872年から発行されていた20銭の桜切手が挙げられます。こちらは和紙製で、状態の良い美品でしたが、なんと1枚120万円で取引されました。また、1908年から発行された旧高額切手の5円と10円2枚セットには、329,100円の値が付いたこともあります。こちらはやや裏面に変色が見られるものの、全体的に状態の良い未使用品でした。さらに、1872年に発行された1銭の竜銭切手1枚には、237,200円の値が付きました。こちらは経年劣化が見られるものの、比較的きれいな未使用品でした。他にも、1875年に発行された45銭の未使用鳥切手1枚に27,000円の値が付くなど、古い切手であれば1枚数万円で取引されることも少なくありません。

10.普通切手を売りたい方へのまとめ

普通切手は、郵便制度導入に伴い1871年に誕生した郵便料金納付のための手段です。現在までに、初期には手彫り印刷を、後には機械式印刷を用い、バラエティ豊かな図案や額面で発行されてきました。時代背景を受けて発行・廃止されるものも多く、図案はもちろん仕様にも歴史が反映されてきています。普通切手には、発行数や現存数が少ないものがさまざまな種類で存在し、それらは額面以上の価値を持つものとして、高く評価されています。特に古い時代のものやエラー切手になるとプレミア価格で取引されているものも多く、買取にあたっても高額査定となる可能性があります。

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