1.1930年代の切手(せんきゅうひゃくさんじゅうねんだいのきって)の買取なら写真無料査定ができる<SATEeee切手買取>へ

1930年代の切手は、日本最初の小型シート切手など希少価値の高い切手があります。コレクターの需要も高く、かなりの高値で取引される可能性があります。ここでは、1930年代の切手の取引相場や査定価格、希少価値などについて詳しく案内いたします。

2.1930年代に起こった出来事

1930年(昭和5年)に2回目の国勢調査の大規模調査が行われました。また同年には58回目の伊勢神宮遷宮が行われました。1934年(昭和9年)4月20日は通信事業特別会計が創設され、この日が逓信記念日に制定されました。また1934年は大清国(今の中国)最後の皇帝である愛新覚羅溥儀が初来日した年でもあります。

3.1930年代の切手の種類

伊勢神宮式年遷宮記念切手

伊勢神宮遷宮58回目を記念した切手です。伊勢神宮内宮がモチーフになっており、額面は1銭5厘、3銭の2種類です。

第二回国勢調査記念切手

第2回目の国勢調査が行われたことを記念した切手です。日本列島などがモチーフになっており、額面は1銭5厘、3銭の2種類です。

明治神宮鎮座10年記念切手

明治神宮の鎮座祭が行われて10周年を記念した切手です。明治神宮がモチーフになっており、額面は1銭5厘、3銭の2種類です。

逓信記念日制定記念切手

郵便制度が始まったことを記念した切手です。航空切手のデザインを使用しており、額面は9銭5厘、16銭5厘、18銭、33銭の4種類で、日本最初の小型シート切手でもあります。

第15回赤十字国際会議記念切手

アジア初の赤十字国際会議が東京で開催されたのを記念した切手です。赤十字の記章、日本赤十字の本社がモチーフになっており、額面は1銭5厘、3銭、6銭、10銭の4種類です。

昭和11年用年賀「富士山」

初めて年賀切手が発行された年の最初の切手です。富士山と松竹梅がモチーフになっており、額面は1銭5厘の1種類です。

満州国皇帝訪日記念切手

大清国(今の中国)最後の皇帝、溥儀の訪日を記念した切手です。比叡と白塔、赤坂離宮がモチーフになっており、額面は1銭5厘、3銭、6銭、10銭の4種類です。

関東局始政30年記念切手

関東局の政治から30年を記念した切手です。関東庁庁舎などがモチーフになっており、額面は1銭5厘、3銭、10銭の3種類です。

帝国議会議事堂完成記念切手

国会議事堂の完成を記念した切手です。国会議事堂などがモチーフになっており、額面は1銭5厘、3銭、6銭、10銭の4種類です。

赤十字条約成立75年記念切手

赤十字の発足から75周年を記念した切手です。地球と赤十字などがモチーフになっており、額面は2銭、4銭、10銭、20銭の4種類です。

4.1930年代の切手の買取査定ポイント

日本最初の小型シート切手である逓信記念日制定記念切手はプレミア価格が付いています。その他の査定ポイントとしては、未使用であるか、保存状態の良し悪しで査定価格が変わってきます、シリーズ全種類が揃っていると、査定価格は高くなります。

代表的な査定ポイント
  • 逓信記念日制定記念切手はプレミア価格
  • 未使用か否か
  • 保存状態の良し悪し
  • シリーズ全種類が揃っているか

5.1930年代の切手の取引相場価格

逓信記念日制定記念切手は、日本で初めて発行された小型シート切手ということで、かなりの高値となっており、経年劣化があっても146,000円で取引されました。関東局始政30年記念切手は、全3種類すべてが揃っている未使用もので、31,501円で取引されました。昭和11年用年賀「富士山」は、20面のシートで未使用、保存状態は大変良好なもので、52,000円で落札されました。

6.1930年代の切手の買取についてのまとめ

1930年代の切手には、日本最初の小型シート切手である逓信記念日制定記念切手などの、とても貴重な切手があります。コレクターの需要も高いので、査定においてかなりの高値が付く可能性があります。古い切手をお持ちの方は、ぜひ一度査定してみてはいかがでしょうか。