1.1920年以前の切手(せんきゅうひゃくにじゅうねんいぜんのきって)の買取なら写真無料査定ができる<SATEeee切手買取>へ

1920年以前の切手は、日本で最初に発行された時代の切手です。発行部数が少ないものもあるため、希少価値が高くなり、査定において高値が付く可能性があります。ここでは、1920年以前の切手の取引相場や査定価格、希少価値などについて詳しく解説します。

2.1920年以前に起こった出来事

1894年(明治27年)7月25日に日清戦争が開戦し、翌年に下関条約が締結され、日本の勝利で終結しました。1904年(明治37年)2月8日に開戦した日露戦争は、翌年にポーツマス条約を結び日本の勝利で幕を閉じました。1912年(大正1年)には明治天皇の崩御を受けて、元号を大正に改元しました。

3.1920年以前の切手の種類

明治天皇銀婚記念切手

明治天皇の銀婚を記念した切手です。日本最初の記念切手で、額面は2銭と5銭の2種類があります。

日清戦争勝利記念切手

宣戦布告2周年を記念した切手です。日本最初の肖像画の入った切手で、「有栖川宮熾仁親王」と「北白川宮能久親王」が描かれた2種があります。面は2銭と5銭各2種類ずつです。

大正婚儀記念切手

大正天皇の皇太子時代の婚礼を記念した切手です。結婚式の引き出物がモチーフになっており、額面は3銭のみです。

日韓通信業務合同記念切手

日本が大韓帝国の逓信事業を委託されたことを記念した切手です。日韓で同時に発行され、額面は3銭のみです。

h3>日韓通信業務合同記念切手

日露戦争勝利に伴う、陸軍凱旋観兵式を記念した切手です。日本で初めて記念印が使われた切手で、額面は1銭5厘と3銭の2種類があります。

大正大礼記念切手

大正天皇の即位を記念した切手です。即位の礼に使用されるものがモチーフになっており、1銭5厘、3銭、4銭、10銭の4種類があります。

裕仁立太子記念切手

昭和天皇の皇太子立太子を記念した切手です。オシドリ文様、儀式の冠がモチーフになっており、1銭5厘、3銭、10銭の3種類があります。

世界平和記念切手

ベルサイユ講和会議を記念した切手です。ハトがモチーフになっており、1銭5厘、3銭、4銭、10銭の4種類があります。

飛行郵便試験記念切手

航空郵便の試験飛行を記念した切手です。飛行機が加刷されており、1銭5厘と3銭の2種類があります。

4.1920年以前の切手の買取査定ポイント

額面の金額が高いものが査定価格も高値になる傾向があります。また、種類が複数存在するものは、全種類が揃っていると査定価格も高くなります。その他にも、未使用であるかどうかや保存状態によっても査定価格は大きく変わってきます。

代表的な査定ポイント
  • 額面の金額が高いもの
  • 全種類が揃っているか
  • 未使用かどうか
  • 保存状態の良し悪し

5.1920年以前の切手の取引相場価格

裕仁立太子記念切手ですと、10銭の切手で保存状態はやや傷や汚れがあるもので、1枚43,000円で取引されました。飛行郵便試験記念切手は、1銭5厘と3銭の2種類セットでわずかな経年劣化があるものの、56,055円で落札されました。日韓通信業務合同記念切手は、目立った汚れや傷がないもので、15,500円で取引されました。日露戦争凱旋観兵式記念切手は、1銭5厘の切手で使用済であるものが1枚729円で落札されました。

6.1920年以前の切手の買取についてのまとめ

1920年以前の切手は、日本で最初に発行された時代の切手です。歴史的にも貴重なものが多く、中には発行部数が少ないものもあるため希少価値が高くなり、査定において高値が付く可能性があります。古い切手を大事に保管されている方は、ぜひ一度査定してみてはいかがでしょうか。