1.お手持ちの琉球切手を売りたい方へ

琉球切手(りゅうきゅうきって)

琉球切手とは、1945年~1972年まで沖縄で発行された切手です。当初沖縄はアメリカ軍に占領されており、切手もその統治下において発行されていました。琉球切手は額面の単位が発行年代によって違い、また種類も非常に多いことで知られています。特に初期のものは高値で取引されており、プレミア切手として愛好家にも注目されています。

2.琉球切手の概要を詳しく解説

琉球切手は、終戦後沖縄本島および奄美大島で発行されていた切手です。期間には2つの定義があり、終戦を迎えた沖縄がアメリカ軍に占領された1945年から本土に復帰した1972年までの間に発行された切手を指す場合と、アメリカ軍の統治下にあった1953年6月までの間に発行された切手を指す場合があります。琉球切手は、絵柄にシーサーや首里城など沖縄ならではのデザインが多く用いられ、「琉球郵便」の文字が入れられているのが特徴です。また額面には初期はB円、後期にはドル・セントが用いられました。B円とはB型軍票とも呼ばれ、終戦後に緊急通貨として発行されたものです。日本円表記でない琉球切手は、海外ではアメリカ切手として扱われているようです。

3.琉球切手の種類を知ろう

琉球切手は発行された種類が非常に多い切手としても知られています。その総数は259種にもおよび、普通切手と記念切手が228種類、航空切手が30種類、速達切手が1種類となっています。また、他に不発行となった切手も3種ありましたが、そのうちの「沖縄西表政府立公園4セント」と呼ばれるもののみ、横流しなどにより市場に出回ることとなりました。

改訂加刷100円切手

1950年に発行された「首里城正殿」に改定加刷された切手です。主に琉球在住の外国人向けにつくられました。1952年4月から約1年間暫定的に使われ、発行部数は8000枚です。

はと航空切手

1950年2月に発行され、はとと沖縄地図がデザインされています。国名表記が「RYUKYUS」になっている、珍しい切手です。プレミア切手として収集家から高い人気を誇っています。

天女航空切手

1959年に発行された、5種完品の加刷切手です。羽衣をまとった天女が描かれた切手で、琉球切手の中でも知名度が高く人気のある品だといえます。未使用、B円だと高額傾向です。

琉球大学開校記念切手

1951年2月に発行された、3円切手です。印刷庁製造の品で、琉球大学本館が描かれており発行部数は50万枚でした。シートは数万円から、初日カバーや定常変種は高額で取引されています。

植林記念切手

琉球松と琉球五偉人の一人・蔡温の名が描かれた記念切手です。1951年に発行され、「蔡温記念」と呼ばれることもあります。消印とセットで高額になることがあり、使用済み品でも価値が高くなるものもあります。

琉球政府創立記念切手

米軍統治下から離れ、琉球政府が創立したことを記念してつくられた切手です。1952年に発行されました。琉球列島の上に鳩と双葉が描かれた、平和をイメージしたデザインが特徴です。

ペルリ来琉100年記念切手

1953年5月に発行されました。図柄は2種あり、「国王との会見」「ペルリとその艦隊」です。国王との会見は額面が3円、艦隊の方は6円で、発行部数はどちらも40万枚でした。

第3回新聞週間切手

1953年に、新聞週間の第3回を記念して発行されました。沖縄の政治家である太田朝敷と鉛筆の型紙がデザインされています。未使用品の流通は珍しく、美品であれば高額での取引が期待できます。

第4回新聞週間切手

1954年に発行されました。琉球朝日新聞社を設立した当真嗣合の姿が描かれ、額面は4円です。新聞週間切手は発行部数が少ないため希少価値が高く、未使用美品であるほど価値が高くなります。

甘藷伝来350年記念切手

沖縄にサツマイモが伝わって350年を記念し、1955年に発行された記念切手です。図柄はサツマイモと野口総管神社が描かれています。額面は4円で、発行部数は30万枚でした。

愛林週間記念切手

愛林週間第6回を記念し、1956年に発行されました。森林をイメージした図柄と横長の長方形が特徴で、額面は4円の1種類のみです。希少価値の高い切手としても知られています。

自動式電話開通記念

沖縄で自動式電話が開通したことを記念し、1956年に発行されました。電話機のイラストと英文字が書かれているのが特徴です。消印と併せて高額で取引されるケースもあります。

4.琉球切手の希少価値や評価など

琉球切手は27年間にわたって多くの種類で発行されており、その希少価値には種類によって幅があります。一般的には1958年以前発行のものは希少価値が高く、それ以降のものはあまり高い評価にはならないようです。また、琉球切手の中にはプレミア価格で取引されているものもあり、1958年以前の切手である「沖縄改訂加刷100円」「1952年琉球政府樹立」、不発行切手である「沖縄西表政府立公園4セント」などがプレミア切手として挙げられます。さらに、琉球切手はエラー切手も多く、これらも希少価値が高いものとして高値で取引されています。

5.琉球切手の買取査定時に把握しておきたいポイント

琉球切手の買取査定においては、第一にどの時代に発行されたどの種類の琉球切手かということが重要です。また、切手の状態をはじめ、未使用かどうか、シリーズやシートで残っているかどうかもポイントとなります。さらに、エラー切手や不発行切手であれば、高値での査定も期待できます。

査定時に把握しておりきたい代表的なポイント
  • どの時代に発行された琉球切手か
  • どの種類の琉球切手か
  • 切手の状態
  • 未使用かどうか
  • シリーズやシートで残っているか

6.琉球切手の取引相場価格や取引参考価格帯のご紹介

琉球切手は種類や発行年代により、取引価格に差があります。たとえば、琉球切手の第2次普通切手100枚シートは、251,000円の高値で取引されました。こちらは額面3B円で、シート上部に紙の付着があるお品でした。また、琉球大学開校記念切手の50枚シートは、181,000円で取引されました。こちらも額面は3B円で、紙の付着や汚れが裏面に見られるお品でした。

7.高値での買取が期待できる琉球切手について

琉球切手は全体的に高額での取引が期待できる切手です。発行期間が少ない、発行部数が少ないといったものも多く、希少価値が高い傾向にあります。ここでは実際に高額で取引された事例を参考に、高値になりやすい琉球切手の特徴をご紹介します。

甘藷伝来350年 50面シート未使用品

1955年に発行された、甘藷伝来350年記念切手の未使用シート品です。ヒンジ跡はなし、裏糊はきれいで目立った汚れやシミ、折れなどはありません。左端にピンホールがありますが、全体としては美品といえます。ネットオークションでは38,000円で落札されました。琉球切手は沖縄らしい独特なデザインが人気で、シート美品ということで高額が付きました。

不発行「マリュウドの滝」 未使用

西表島浦内川のマリュウドの滝が描かれており、政府立公園シリーズの1種として発行予定でした。しかし、直前に発行が中止され、一部が証紙として流用された不発行切手の一つです。残りの大多数は廃棄処分されてしまったため、現存数は少なく大変希少価値の高い琉球切手だといえます。こちらの品は目立った汚れなどはなく、バラ1枚が25,000円という高額で落札されました。

第2次普通切手 全6種

1950年1月に発行された第2次普通切手の6種揃い品です。唐獅子や沖縄乙女、首里城など沖縄らしい図柄が特徴で、オークションでは36,388円で落札されました。額面は50銭・1円・2円・3円・4円・5円です。こちらの品は全種揃っており状態も良く、裏糊もきれいなので美品といえます。6種揃いの美品での相場は1万円前後とされ、こちらの品は相場以上での取引となりました。

8.琉球切手の査定依頼をしたお客様の声

鹿児島県にお住まいのT.F様

  • 問い合わせ方法:電話
  • お問い合せ地域:鹿児島県

T.F様が査定をした理由

沖縄出身の母が持っていた古い切手の買取をお願いします。母は切手集めが好きで、琉球切手をよく集めていました。ざっと見ても、新聞週間記念切手や愛林流感記念切手などの記念切手がいくつかあります。額面は少額ですが、古い切手の買取価格は相場以上になると聞いているので価値を知りたいと思いました。専門の買取業者さんに一度見てもらいたくて問い合わせしました。

T.F様がSATEeeeを利用した感想

査定の仕方が選べるのでいいと思います。買取ショップまで行かなくても査定してもらえるのが便利です。量が多いとショップまで持っていくのも大変ですが、オンラインなら高齢者でも安心して利用できますね。普通切手ですが、琉球切手は人気があるようで買取価格は高めでした。価格などを一覧にしてもらえるところも気に入りました。ありがとうございました。

東京都にお住まいのM.S様

  • 問い合わせ方法:メール
  • お問い合せ地域:東京都

M.S様が査定をした理由

数年前に骨董市でたまたま購入した琉球切手があり、どれくらいの買取価格になるのか知りたくなりました。額面以上で買取してもらえるなら、そのままお願いしたいです。一番高そうなのは、新聞週間記念切手だと思います。状態が良い美品で、プレミアが付きやすい記念切手だからです。他にも美品の切手があるので、まとめて査定してほしいです。

M.S様がSATEeeeを利用した感想

琉球切手の美品は買取価格が高くなりやすいそうで、今回の買取査定でもまずまずの価格を付けてもらえました。コネクトさんは初めての利用でしたが、査定方法がわかりやすくていいですね。複数業者から買取価格を一覧でもらえるので、高い買取価格のところを選べるのも魅力だと思います。参考価格なども教えてもらえて、勉強になりました。

京都府にお住まいのK.N様

  • 問い合わせ方法:LINE
  • お問い合せ地域:京都府

K.N様が査定をした理由

昨年亡くなった父の切手コレクションを買取査定してもらいたく連絡しました。友人からこちらのサイトをすすめられ、LINEで問い合わせできるのがいいなと思いました。父は几帳面な人だったので、切手の発行年月日や購入した日付などを一覧表にしてまとめてあります。参考資料として査定の際に出す予定です。普通切手ばかりですが、少し珍しい図柄のものもあります。

K.N様がSATEeeeを利用した感想

普通切手ばかりなので買取価格は額面程度かと思いましたが、査定の結果ほとんどが額面より高くなりました。美品だったことと、購入した場所や年月日がはっきりしていることなども良かったらしいです。複数の買取業者さんと一括でやり取りできるので、高く買取りしてもらえるのが良かったです。相場より高くなった切手も多く、大変満足しています。

徳島県にお住まいのO.E様

  • 問い合わせ方法:電話
  • お問い合せ地域:徳島県

O.E様が査定をした理由

切手集めが趣味でこれまで多くの記念切手などを集めてきました。独り身の高齢者暮らしなので、そろそろ身辺整理をと思い買取査定に出すことにした次第です。普通切手の他に、アメリカ統治時代の琉球切手などもあります。買取業者のサイトなどでは相場が高いので、高い買取価格が付くのではと考えています。近くに買取ショップがないので、ネットで買取業者を探しました。

O.E様がSATEeeeを利用した感想

コネクトは初めて使いましたが、ネットで全て済むのがとても便利ですね。特に、私のように近くに買取ショップがない地域では重宝します。ショップがあっても高齢者には行くのが大変なので、家に居ながら買取してもらえるというのは魅力です。買取価格や査定結果は一覧にしてくれるのでわかりやすかったです。買取価格は相場以上でしたし、査定結果も納得のいくものでした。

徳島県にお住まいのO.E様

  • 問い合わせ方法:電話
  • お問い合せ地域:徳島県

O.E様が査定をした理由

切手集めが趣味でこれまで多くの記念切手などを集めてきました。独り身の高齢者暮らしなので、そろそろ身辺整理をと思い買取査定に出すことにした次第です。普通切手の他に、アメリカ統治時代の琉球切手などもあります。買取業者のサイトなどでは相場が高いので、高い買取価格が付くのではと考えています。近くに買取ショップがないので、ネットで買取業者を探しました。

O.E様がSATEeeeを利用した感想

コネクトは初めて使いましたが、ネットで全て済むのがとても便利ですね。特に、私のように近くに買取ショップがない地域では重宝します。ショップがあっても高齢者には行くのが大変なので、家に居ながら買取してもらえるというのは魅力です。買取価格や査定結果は一覧にしてくれるのでわかりやすかったです。買取価格は相場以上でしたし、査定結果も納得のいくものでした。

9.琉球切手の買取についてのまとめ

琉球切手は、戦後の沖縄において発行された切手です。1945年にアメリカ軍統治下で発行が開始され、1953年からは沖縄自治の元発行が続けられ、1972年の本土復帰時に廃止されました。琉球切手は沖縄らしい絵柄で多くの種類が発行され、特に1958年以前に発行されたものは希少価値が高いものとして評価されています。さらに、市場にはエラー切手や不発行切手も存在し、プレミア価格で取引されるものもあるため、買取においても高額査定となる可能性があります。