ペニー・ブラック(ぺにーぶらっく)の買取なら写真無料査定ができる<SATEeee切手買取>へ

1.ペニー・ブラックを売りたいお客様へ

ペニー・ブラックは世界最初の切手であり、1840年にイギリスにおいて発行されました。イングランド西部のバースのパーキンス・ベーコン・アンド・ベッチ社(Perkins, Bacon & Co)で印刷、1840年5月1日にイギリス郵政省から発行された1ペニー切手を指します。刷色は黒色で、図案にはヴィクトリア女王の横顔が印刷されているのが特徴です。このペニー・ブラックは翌年、赤茶色(ペニー・レッド)に変更されたため、実質的に1年程度しか販売されず、発行期間が短かったために、希少価値が高いものとなっています。

2.ペニー・ブラックについての解説

ペニー・ブラックは横12列、縦20行による240面のシートで、切手の下左右角にはチェックレターと呼ばれるアルファベットが記載されています。この文字の組み合わせから、切手がシートのどこにあったのかが分かるようになっています。版は第1版から第11版まであり、1版には2つの種類があるため全部で12の版が存在します。1841年1月までに第11版を数え、合計6,815万8,000枚が製造されました。ペニーブラックの第11版は供給分が不足したため急遽印刷されたもので、数が少なくペニーブラックの中で最も高価なものとされています。

4.ペニー・ブラックの希少価値

ペニー・ブラックは現在でもかなりの数が存在していますが、コレクターの人気は高く高額なプレミアムが付いて取引されることも多いです。その価値は、額面や使用済みかどうかによっても差があります。また、エラー切手と呼ばれる製造過程でのミスによって生じた切手も希少なものであり、ペニー・ブラックにはこのエラー切手の種類が多く、コレクターに注目されています。

5.ペニー・ブラックの買取査定ポイント

ペニー・ブラックの査定においては、世界最古の切手ということで保存状態が重要です。2014年時点のカタログによる参考相場は、使用済みの普通状態の切手が一枚が350ドル程度、未使用のものになると9000ドルほどです。さらに、4辺の余白(マージン)が十分に確保されたフルマージンと呼ばれる切手は、高プレミアムとして評価されています。

代表的な査定ポイント
  • 切手の色味
  • 状態の良し悪し
  • 額面
  • 未使用切手かどうか
  • エラー切手かどうか

6.ペニー・ブラックの取引相場価格

日本国内のネットオークションに出品された、耳付き、1枚ペニー・ブラックには44もの入札があり、8,750円で落札されました。こちらは消印ありの使用品で、破れやシミのあるお品でした。イギリスから始まった切手の制度は、瞬く間に世界中に広がり、国王の肖像を用いるデザインや大きさは、その後の切手にも大きな影響を与えました。そのため、現在においてもペニー・ブラックは比較的高額な値が付いて取引されています。

7.ペニー・ブラックの買取についてのまとめ

ペニー・ブラックは1840年5月1日、イギリスで発行された世界初の郵便切手です。世界で最も広く愛されている切手であり、コレクターならばぜひ一度は入手したいと思う切手です。ペニー・ブラックは1年ほどしか発行されていなかったため希少価値が高く、その保存状態や色・印刷状態によってはかなりの高値で査定される可能性があります。