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1.国際観光年切手を売りたいお客様へ
国際観光年切手は、国連で「国際観光年」に関する採択を見越して早くから準備が進められた記念切手で、1967年(昭和42年)10月2日に、額面が15円と50円の2種類で発行されました。未使用で美品のシートや、初日カバー、記念印が押されたものは額面よりも高値での取引きが期待できるでしょう。
2.国際観光年切手についての解説
1966年(昭和41年)11月4日、国連総会で1967年(昭和42年)を「国際観光年」として指定する採択がされ、各国に観光振興に関する施策の推進に努力するように要請が行われました。1967年(昭和42年)の10月に官設観光機関国際同盟(IUOTO)の第20回総会が東京で開催されることが予定されており、その総会にあわせて2種の国際観光年切手を発行する準備が進められました。観光年のマークには、英語やフランス語、スペイン語の表示が入っており、結果的にスペイン語表示の入った日本で最初の切手となりました。
3.国際観光年切手の種類
発行されていた国際観光年切手の種類は、15円切手(20面シート)と50円切手(10面シート)の2種類です。図版は15円切手が提灯と観光年マークがデザインされており、50円シートは、横山大観作の『霊峰富士』が採用されています。また、同じく1967年(昭和42年)に発行された切手には「琉球国際観光年記念切手」もあり、こちらは9月11日に発行されました。
4.国際観光年切手の希少価値
国際観光年切手は、15円切手が1,800万枚、50円切手が800万枚発行されました。発行数が多いため、バラ切手の価値は高くありませんが、未使用のシートや、保存状態の良いもの、初日カバー、記念印が押されたものは額面よりも高値の査定が期待できます。また、みほん切手やエラー切手、一部の使用済み切手には高額になるものが存在します。
5.国際観光年切手の買取査定ポイント
国際観光年切手の買取査定では、シート状であったり、切手のコンディションが査定のポイントになります。コレクターからの人気が見込めるエラー切手やみほん切手などは高値の査定が期待できるでしょう。
代表的な査定ポイント- シート状か
- エラー切手か
- 発行枚数はどうか
- 初日カバー、記念印の有無
- 保存状態
6.国際観光年切手の取引相場価格
国際観光年切手の取引きは、ネットオークションでも確認できるため、査定価格の参考になるでしょう。例えば、15円切手と50円切手の出品で、未使用のシート各1枚のものが1,000円の値で取引きされています。また、50円切手単体では、10面シート×2枚のものが1,000円で取引きされました。
7.国際観光年切手の買取についてのまとめ
国際観光年切手は、発行数の多い昭和中期の記念切手に該当するため、希少性は期待できませんが、みほん切手やエラー切手、一部の使用済み切手などにはプレミアムがつくものが存在します。お手元に切手を所有されている方は、是非一度査定を検討されることをお勧めいたします。
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